2020年TEPPEN世界大会 当日編



tarakomanです。

この記事は、世界大会当日とそれまでにあったことをただ書くだけの記事です。

文字が続いてあんまり面白くないかもしれません…ごめん!!


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トーナメント発表


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僕の初戦の相手はDango選手。
Dango選手は非常に独創的なデッキを使ってくる相手で、デッキが読めないので正直、1番当たりたくなかった。決まった時は顔が歪みました。





アーツ発表


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まず驚いたのは阿修羅閃空の多さ。
僕の持ち込みは黒単阿修羅閃空に弱かったので、思わず頭を抱えました。

そのほかは概ね予想通りでしたが、Dango選手の持ち込みは火炎の防壁、電刃練気、まもりの大盾

??・。・?? デッキの中身がわからなさすぎて練習のしようがなく、絶望するほかありませんでしたね。




アーツ発表から当日まで


SWAG内で最も練習したのは黒単阿修羅閃空対面の練習。黒単阿修羅閃空を持ち込んだアースさんに王座タイラント歪みをされ続ける毎日は地獄そのものでした。

「本当に世界大会で"これ"の相手をするのか…。」

かなり萎えていました…。


前日


11月度ランクマッチで1位を取ったViruSさんが11月にランクマッチでDangoとマッチングした際のデッキを使って相手してくれました。仮想Dango。Vango。

Vango曰く、赤紫防壁と赤黒電刃が来る。と。
それは参考程度に、"何が来ても焦らずに冷静に立ち回る"と自分に言い聞かせ、床につきました。


当日


僕のいるCブロックの1回戦は午後6時からと比較的遅めな時間でした。
ソワソワしつつも午後6時を迎えましたが、進行の遅れがあるので少しお待ちくださいとアナウンスが。


僕は1回戦で1番緊張して、その後徐々に緊張が和らいでくるタイプなので、1番緊張した状態で待たされるのは苦痛でした。 


初のオンライン大会で、色々大変なのは分かります。運営も大変だ。

でも、「行くぞ!」と決めてから50分待たされるのは本当に本当に辛くて、次回もオンライン開催なら改善してほしいところ。


無限弱音製造機と化した自分。もう死にたい。


結果的に50分ほど待ち、冷めたマックのようになって試合を迎えました。


1回戦 vsDangoさん


相手のアーツは

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どれもアグロに近いデッキだと予想していたので、アグロに戦える落鳳破とまもりの大盾を選出しました。

相手の選出は
〈火炎の防壁〉 〈電刃練気〉

概ね予想通り。電刃練気がバーン型の可能性を考えて、まもりの大盾から出しました。



1戦目 まもりの大盾 vs 火炎の防壁


順調に行ったと思われたが、残りライフ10点をかすが停戦で詰められ敗北。

Dango相手に1戦目を落とした時の絶望は本当に深かった。終わったな。と。



2戦目 まもりの大盾 vs 電刃練気


最初のアクティブレスポンスでミスをしてしまい、試合中は「ヤバい」を連呼。体はガクガクに震えていました。
対戦相手にも自分の声が聞こえていたので今思うと恥ずかしい…。
焦りながらもなんとか勝利し、望みをつなげました。



3戦目 落鳳破 vs 電刃練気     


試合中盤、相手の盤面にライフ4のユニットが3体いるところでの12点落鳳破!4・4・4の神振り分けが勝負を決めました!


1回戦はとにかくViruSさんが神すぎた。
Dangoのデッキは前日にViruSさんに教えていただいたDangoの予想デッキとほぼ同じものでした。

初見殺し性能が非常に高いDangoのデッキ。その中身をある程度知った状態で戦えたのはめちゃくちゃデカかった。ViruSさんに感謝!!


初戦が1番辛い相手だったので本当に嬉しかった。終わった後しばらく体も声も震えていました。嬉しい。嬉しい。嬉しい。



試合後、次の対戦相手は【睦月】さんです。
とメッセージが。





時は遡りランクマッチネルギガンテ
最終日、1位2200ptにいた僕を追い抜き、1位を獲得したのが睦月選手。
僕は1位争いに競り負け、ランク外でのフィニッシュになりました。

当時僕が使っていたデッキは僕が考案した赤緑火炎の防壁。
弱いと言われることも多かったこのデッキの強さを証明したかった。弱いと言ってるやつを結果で黙らせたかった。
でも、できなかった。
世界大会以来の大敗北の味。本当に悔しかった。




そんな因縁の相手でもある睦月さんには勝ちたいと、PVの時も言いました。彼と世界大会という最高の舞台で戦えること。本当に嬉しかった。


「絶対に勝つ!!」

2回戦 vs睦月さん


相手のアーツは

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棘飛ばしは黒緑、阿修羅閃空は黒単と予想していましたが、2つとも僕のデッキ全てに微有利がついているデッキ。
まともにやったら勝てないと思い、以下の手順で勝つことを決めました。

手順① 相手の先投げ阿修羅閃空にまもりの大盾を合わせ、なんとか抜けてもらう

手順② 黒緑棘飛ばしを落鳳破で抜く

出し順じゃんけんに勝つことを前提にまもりの大盾と落鳳破を選出しました。


相手の選出は
〈棘飛ばし〉 〈阿修羅閃空〉


試合前、僕のPCが突如フリーズし、discordを開けない状態に。再起動して問題は解決したものの、運営への返信までに5分以上かかってしまいました。

対戦相手が返信までに5分以上かかった場合、睦月さんは1勝した状態で試合を始めることもできたのですが、ノーカウントの状態で試合をしてくれました。
睦月さんの漢気に感謝!!!
このエピソードは本当にみんなに伝えたかった。

I respect Mutsuki. 我尊重睦月山
나는 睦月 님을 존경한다 أحترم موتسوكي سان



1戦目 まもりの大盾 vs 棘飛ばし

出し負けたと思ったのも束の間、相手は10mpまで動いてきません。黒緑だと思われた棘飛ばしの中身は黒単棘飛ばしでした。
黒単でも相性は変わらず不利なので、何もできずに敗北。
この後黒単阿修羅閃空を2タテするのは相当無理があり、絶望の淵に立たされました。



2戦目 まもりの大盾 vs 阿修羅閃空

試合開始と同時に相手から出てくるのはレイヤー。黒単阿修羅閃空ではなく黒緑阿修羅閃空でした。
「黒緑なら落鳳破で有利を取れているので、ここを抜ければ勝てる!!」
微不利マッチだが、若干見えてきた希望。

気合いを入れてプレイ、そして発勁とパンダが強く機能してなんとか勝ち!
静電主の奮いがついたユニットをフォボスで受ける時、心臓がバクバクでした。



3戦目 落鳳破 vs 阿修羅閃空

本来ならば有利なはずのマッチだが、睦月さんのアクションを撃つタイミングが上手く、かなりしんどかった。
最後、相手の阿修羅閃空前に停戦協定が間に合ってリーサルを取って勝ち!

睦月さん 対戦ありがとうございました!



ベスト8、次勝てばday1抜け。
この日最後の対戦相手はちーさん。



ちーさんは僕と同じSWAG所属であり、世界大会までの調整を共にした仲間!
本来なら同士討ちは喜べないのですが、お互いベスト8まで勝ち抜いてきたことを讃えあい、爽やかな気持ちで勝負に臨めました。

ちーさん戦


相手のアーツは

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こちらが抗体+大盾で大神おろしを2タテすることができるので、相手が抗体+落鳳破で来ることは読めていました。
それに対して僕は抗体+大盾で抗体を2タテするプランで選出。


相手の選出は予想通り
〈抗体の活性化〉 〈落鳳破〉

出し順じゃんけん。身内同士のマッチなのでお互いデッキの中身はある程度把握していて、今までとは違った読み合いが発生。


僕視点
大盾は  抗体に有利 落鳳破に不利
抗体は  抗体に五分 落鳳破に有利

ちーさん視点
落鳳破は 抗体に不利、大盾に有利
抗体は  抗体に五分、大盾に不利


これどういうことかというと、僕が有利なじゃんけんで、なおかつ僕視点、最初は抗体投げ得なんですね。

それを分かってるちーさんとしては抗体に抗体を合わせたい。僕としてはその抗体に大盾を合わせたい。

裏の裏を読んで僕は抗体の活性化から出しました。


1戦目 抗体の活性化ミラー

本来であれば五分のマッチですが、僕としては"出し負け"
「もし負けてしまったら落鳳破を大盾で相手しないといけない。」
負けた時のことしか考えられなくて、この試合のプレイは酷かった。
当然負け。辛い。



2戦目 抗体の活性化 vs 落鳳破

有利マッチなので難なく勝利。最後の、囮のアクションを打ち消させて本命のアクションを通すアクティブレスポンスはテクいかも。
問題は次。



3戦目 まもりの大盾 vs 落鳳破

まもりの大盾には攻撃力1のMPブーストユニットがたくさん入っているのですが、落鳳破にある攻撃力1のユニットをバウンスする1MPのカード、妨害工作が刺さってしまうため、このマッチは不利となっております。

しかし、こちらの上振れ、相手の下振れ、そして完璧なアクティブレスポンスによってなんとか勝利!day1突破!やったぜ!!


世界大会出場の手段であるツアーポイントランキングは9ヶ月間のランクマッチ成績によって順位が決まりますが、その内5ヶ月もの間、環境を支配していたのが落鳳破というデッキ。

ツアーポイントを走り抜いた僕にとって『落鳳破対面の最適なプレイ』は身体に染み付いていたものでした。

この"5ヶ月間の経験"があったから獲れた2勝だったと思います。苦しかった9ヶ月も報われた。



何はともあれday1突破、ベスト4!
地獄のCブロックからよくぞ勝てたもんだ!自分を褒めてあげたい。


正直、強豪揃いの32人からベスト4までいけると思ってなくて、死ぬほど嬉しかった。
ここから1週間、この結果をみんなに伝えられないのがもどかしかった…。


「あと2回勝つだけ。」
去年もそう思ってTaigaさん戦に臨んだなぁ…。

ここまできたら優勝しかないでしょ!!

27日

はいさん戦


相手のアーツは

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はいさんは赤緑アグロを長く使っていたプレイヤーなので大盾は赤緑と予想していて、赤緑アグロは落鳳破にも緑単大盾にも不利なので、抗体と棘飛ばしで来ると予想。
こちらは相手の抗体を2タテするつもりで抗体と大盾を選出しました。

相手の選出は
〈まもりの大盾〉 〈棘飛ばし〉
予想と違っていたが、問題なし!


1戦目 抗体の活性化 vs 棘飛ばし

平和なやりとりが続く中で先に試合を動かしてきたのははいさんのユリゼン。
ユリゼンとバーンディノレックス、計8mp使ったのを見逃さず、最後の切り札を使用。
ヒーローアーツのクールダウンが上がっていなかったので棘飛ばしケアでリュウにシールドを付与、無の境地までつけてフィニッシュする算段だった。

相手は8MP使ったので最大でも所持MPは2MP。
アクティブレスポンス時の青MPを合わせても4MP。
黒単棘飛ばしで採用されがちな確定除去カード暗殺の代償は5MP。レスポンスでも撃つことができず、勝利。完璧なはずだった。


アーカイブで指の動きを確認していただけるとわかるのですが、1度リュウを出すのをミスってしまう。これにはめちゃくちゃ焦った。
何故なら、あと1MP貯まったらレスポンスで相手に暗殺の代償を撃たれてしまうから。

焦った結果、棘飛ばしにシールドが間に合わず、リュウが処理されてしまい、敗北。


この負け方はプレミ以外のなにものでもなくて、「勝てた試合を落とした」のがメンタルにグッときた。



2戦目 抗体の活性化 vs まもりの大盾

このマッチ、最初のアイルーにドスフロギィを合わせるのが勝つための大きなポイントなのですが、1枚目のドスフロギィを生まれついた異能でかわされ、2枚目を解放への一太刀で処理された時は負けを覚悟しました。

しかし、相手がシールドを持ってなくてこちらの一太刀とエージェントが通って勝ち!



3戦目 緑単まもりの大盾 vs 赤緑まもりの大盾

最初の手札が100点満点中5億点。
どのくらい強い手札かというと、去年の迸る魔力くらい強い。
最後は豪運で勝ち!!!決勝!!!




クランさん戦


相手のアーツは

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お互い90枚デッキの中身全てを把握している決勝戦
相手の大盾を2タテするつもりで大盾+落鳳破を選出しました。


相手の選出は
ウロボロス〉 〈まもりの大盾〉


1戦目 まもりの大盾 vs ウロボロス

不利マッチだが、ウロボロスは振れ幅のデカいデッキなので相手が下振れれば勝つ可能性はある。

資格なき者の末路を2発撃たれてからのお見合い。
相手は2MP分アドバンテージを取っているので、待っていれば先に動くのは相手なはずなのに動いて来ず。
動いて来ないということは相手のハンドは確定除去+バフアクションで詰まっていると予想しました。

世界大会で"コレ"やっていいのかなって少し迷ったんですけど、こちらの手札もあまりよくないので、勝ちに行くなら残り90秒、9回の攻撃で体力差勝負を仕掛けるしかないと思い、残り時間1分半まで"待ち"の選択。


結果的には静電主の奮いがついたヤマタノオロチが止まらなくて負け。

あと30秒ほど待っていればなぁという感じの試合でした。


からしたら「そんなん分かるかいな!」って言いたいところなんですが、リアルタイムで観戦通話をしていたアースさんはその時言ったそうです。
「これは残り1分まで待つかな」


アースさんには"視えていた"
僕には"視えなかった"


そこが1位を取れる人間と取れない人間の"差"なのかなぁ…。


2戦目3戦目はうまく言葉にできなかったので割愛します!
アーカイブで見てくれ!


結果、決勝で負けて準優勝でした。



感想編に続きます。

お読みいただきありがとうございました!